劇的勝利も、小さなミスに〝喝〟だ! 巨人の原辰徳監督(62)が26日、サヨナラ勝利を飾ったDeNAとの開幕戦(東京ドーム)を振り返り、試合終盤に起こった走塁ミスを断罪した。

 2点リードの8回、一死一、三塁の場面。平田が一塁へけん制した際、飛び出していた一塁走者の吉川が挟まれる格好になると、これを見た三塁走者・重信が本塁突入を試み、塁間上でタッチアウトに。その間に吉川は二塁まで進んだものの、接戦で迎えた試合終盤の大きなチャンスをみすみすつぶす結果となった。

 これには指揮官もお冠だ。原監督は「絶対やってはいけない。三塁走者重視、あと1点(が欲しい)という部分ですからね」と厳しく指摘。左手を首の後ろに当てるしぐさをしながら「あれはやっぱり焼きごてをこう…」と〝原節〟で罪の重大さを表現した。

 結果的に試合には勝利したものの、今後の試合で小さな失態は命取りになる。そのことを誰よりも知っている名将だからこそ、厳しい一言を投げかけたに違いない。