阪神は26日にヤクルトと開幕戦(神宮)で激突した。近畿地方では関西テレビが地上波でこの一戦を放送したが、注目のドラフト1位ルーキー・佐藤輝明内野手(22=近大)が第1打席に入ろうとした瞬間、中継が一時中断し、ニュース番組が〝差し込まれる〟最悪の展開となってしまった。

 あらかじめ決まっていたこととはいえ、あまりにも間が悪すぎた。午後5時30分のプレーボールに合わせ、10分前の同20分から関テレによる野球中継はスタート。同48分から約20分のニュース番組挿入を挟み、18時9分からプロ野球中継が再開される番組編成になっていた。

 0―0の2回、先頭打者の大山が中前打、次打者のサンズが右前打で無死一、三塁の大チャンスを迎えた瞬間、野球中継は無情にも中断する形に…。次打者・佐藤輝の出番を今か今かと待っていた虎党たちもこれには総ズッコケ。「あんまりや…」「このタイミングで…」との悲鳴がSNS上に一瞬で飛び回った。

 ちなみに佐藤輝はこの打席で先制点となる左犠飛を放ち、うれしいプロ初打点を記録。「打ったのはストレート。初打席でしたが普段通りの気持ちで打席に立つことができました。ランナーのいる場面でしっかりと仕事をすることができてよかったです」と球団を通じコメントした。