【2021ペナントレース大予想:伊原春樹氏(本紙専属評論家)】ソフトバンク、巨人とも投手陣の頭数が揃っている。特にソフトバンクは先発投手の名前を挙げれば何人も出てくる。

 そんな常勝軍団を追いかけるのが西武だ。ビッグネームの田中将、大物ルーキー・早川が加わった楽天の投手陣は豪華だが、西武投手陣も未知の魅力にあふれている。先発として期待される今井、高橋、松本、本田は3、4年経験を積んだいずれも20代。伸び盛りで一気に覚醒する可能性がある。西武はこれまで先発が泣きどころだったが、打撃だけじゃないという新たな一面を見せてくれるんじゃないか。

 パで面白い存在となりそうなのがオリックスだ。計算できる山本、山岡の両右腕に左腕・田嶋も復活。高卒2年目の宮城もかなりやりそうだ。この4人がいい感じで回ると上位進出も十分ある。