開幕に向け、発進準備完了だ! 巨人が21日のオープン戦最終戦・楽天戦(東京ドーム)に8―4で快勝。坂本の一発を含む計11安打と打線が奮起し、原監督も納得の表情を浮かべた。

 主軸に〝活気〟が生まれた。坂本が初回に犠飛で打点を挙げれば、3回にも左前打、5回には「少し差し込まれたが、ちゃんといい角度で球に当たってくれた」と、オープン戦1号となる特大のソロ弾を放ち、2打数2安打2打点の大活躍。主砲の岡本和も初回の適時打を含む3打数2安打1打点、5番・丸からも安打が飛び出し、クリーンアップがそろって好調をアピールした。

 開幕に向けて、指揮官のイメージも固まりつつある。試合後、原監督は「全体的に(坂本)勇人も含め、丸も、岡本も、全体的にみんな良くなってきている気がします。僕のなかでは(スタメンは)そこそこは決まっています」と話した。

 最後までレギュラー争いを繰り広げた選手たちにも注目が集まる。ウィーラーが20日に、中島がこの日にそれぞれ一発を放って一塁争いが激化すれば、二塁を巡っても、吉川、若林、北村らがそろってアピール。特に若林は2試合連発を含む3安打でオープン戦打率3割7分1厘、2本塁打、10打点と猛アピールに成功した。

 最終戦を有終の美で飾ったG打線。26日の本番では誰が名を連ねるのか、目が離せない。