巨人・原辰徳監督(62)が21日の楽天とのオープン戦(東京ドーム)で初回からイラ立ちをあらわにした。

 先発マウンドに上がったのは開幕3戦目の登板が内定している左腕の今村。先頭の辰己こそ1球で打ち取ったものの、連続四死球でピンチを招くと、自身の暴投も絡んで島内には先制適時打を浴び、鈴木大の押し出し四球、横尾の中犠飛で、いきなり3点を失った。

 走者を出しても粘りの投球でしのぐ今村の持ち味は鳴りを潜め、初回から27球を要し、被安打2に3四死球の荒れた内容。これに注文をつけずにいられなかったのが原監督だ。イニング間のベンチでは左腕とバッテリーを組んだ大城に対し、厳しい表情で言葉を投げかけた。オープン戦はこの日が最終戦。今村は2回には辰巳に特大ソロを浴び、不安が残る展開となっている。