今季は9回打ち切り “特例措置”は広島の追い風になるのか

2021年03月20日 12時00分

特例措置を生かしたい佐々岡監督

“特例措置”がコイに追い風となるか――。NPBは新型コロナウイルス感染防止の観点から営業時間短縮要請に対応するため、今季は延長戦なしで9回打ち切りとする方針を固めた。新型コロナ禍の中でシーズンを行うための措置だが、この事態に広島チーム内からは歓迎の声が上がっている。

「昨年同様リリーフには少し不安が残る。新人の3人が結果を出して開幕一軍に残りそうだが、1年目から過度な期待をするのは酷。だから延長がなくなって1イニングでも短くなるのはありがたい。中継ぎ投手の負担も少なくなる」(チーム関係者)

 ドラフト1位・栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)の守護神就任が決定し、同2位・森浦大輔投手(22=天理大)と同3位・大道温貴投手(22=八戸学院大)が中継ぎとして一軍入りする見込みだが、昨季19セーブのフランスアが新型コロナ感染で来日が遅れた上に右ヒザ手術により出遅れが確定するなど台所事情は厳しい。ただ、開幕投手を務める大瀬良に九里、昨季新人王の森下と安定して長いイニングを投げられる先発投手が3人いるとあって、1イニング短縮は大きなメリットになる。

 勝ちパターンの構築に頭を悩ませた昨年は延長戦が鬼門となった。数字上は2勝2敗12分けながら終盤に救援陣が打ち込まれて追い付かれる“負けに等しい引き分け”ばかり。それだけに9回打ち切りは渡りに船でもある。佐々岡監督は「1イニングだけとはいえ起用法などはいろいろ変わってくると思う」と思案を巡らせるが、損はないはずだ。 

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