巨人の最年長男・中島宏之内野手(38)の2年連続となる開幕スタメンが一気に現実味を帯びてきた。

 19日のロッテとのオープン戦(東京ドーム)は「7番・一塁」で先発出場。結果は3打数2安打で7回の中前打の後に代走を送られた。今年のキャンプでは自主調整が認められる「S班」でスタートし、出場したオープン戦6試合で打率は2割5分(16打数4安打)。本人も「ここまでは順調ですね」と手応えを口にしていたが、理想はもっと高い。

「今日は2本打てましたけど、まだまだバンバン調子を上げていきます」と力強い宣言。開幕戦の一塁候補だったドラフト5位ルーキーの秋広優人内野手(18=二松学舎大付)は、この日から二軍再調整となり、残るライバルはウィーラーらとなった。

 昨季はオープン戦や練習試合で打ちまくり、陽岱鋼らとの一塁争いで圧勝。そのまま開幕スタメンの座を勝ち取ったが、今季もこのままの勢いでサバイバルに生き残れるか――。