開幕に不安を残した。楽天の涌井秀章投手(34)が19日のヤクルトとのオープン戦(神宮)に先発。3回3分の2を被安打7、8失点と大乱調だった。

 既に開幕投手に決まっている右腕は初回こそ無失点で切り抜けたが、2回に突如崩れた。1―0のリードで迎えた2回、一死から6番・坂口に中前打、続く西浦を打ち取るも、中村と投手の小川に連続四球。二死満塁のピンチを招くと、塩見にはストライクが入らず押し出しで同点とされると、青木の2点適時打で逆転…。この2回だけで42球を費やした。

 2―2の3回には先頭の4番・村上、内川に連打され、坂口には死球で無死満塁とすると、西浦にまさかの3号満塁弾を浴び一挙4失点。4回には山田にも1号2ランを被弾するなどさんざん。二死を取ったところで2番手の鈴木翔と交代した。