楽天のドラフト1位ルーキー左腕・松井裕樹(18=桐光学園)が、17日のフレッシュオールスターゲーム2014(長崎)に出場。イースタン・リーグ選抜先発としてマウンドに上がった。捕手は西武のドラフト1位ルーキー・森友哉(18=大阪桐蔭)。昨夏の18Uワールドカップでの黄金バッテリーの再現となった。
 
 試合前の松井裕は「緊張というより楽しみ。1イニングだけなので全力でいきたい。全球真っすぐでいくくらいの勢いで投げます。いいカウントだったら(三振を)決めにいきます」と奪三振宣言。森から「松井は自信に満ちあふれていてすごいオーラがあるピッチャー。自分が足を引っ張りそうだが、いいリードがしたい」といわれ、照れ笑いを浮かべていた。
 
 しかし、投球内容はもうひとつだった。ウエスタン・リーグ選抜の1番打者・オリックス・武田にストレートをとらえられて左前打。2番の広島・鈴木は投手強襲のライナー。松井裕が反応よく好捕し、すぐに一塁に送球して併殺。二死走者なしとしたが、その後は制球に苦しみ、3番の中日・古本に四球。4番の広島・美間には3ボールから左翼フェンス直撃の適時二塁打を浴びた。結局、1回を投げ、打者5人に2安打、1失点、1四球。三振はひとつも奪えず、渋い表情だった。