【目撃】西武・山川穂高内野手(29)と阪神・梅野隆太郎捕手(29)が17日のオープン戦前、仲良く旧交を温めた。

 つい4日前には甲子園でも見られたこの同級生コンビの談笑風景。両者のつながりは2013年、日米大学野球の日本代表候補合宿にさかのぼる。

 山川自身は最終選考で惜しくも落選となったのだが、この合宿で急接近したのが九州共立大・大瀬良(現広島)、亜大・嶺井(現DeNA)、横浜商大・岩貞(現阪神)と福岡大・梅野(現阪神)の5人だったという。

 山川は「合宿では東都や東京六大学のメンバーが幅を利かせていたので僕ら地方組は地方組で固まって『九州ジャパン』というグループラインを作っていた」と当時の出会いを説明する。

〝九州ジャパン〟の中では「一番先に(年俸が)1億円を超えたヤツが飯をおごるという約束をしていた」ともいい、そのラインを超えたメンバーは山川、大瀬良、梅野の3人となった。

 その約束が果たされたのかどうかは不明だが、その時のメンバー5人がいずれもプロ野球選手となり、今でも会えば旧交を温め合える。5人にとっては一生の友を得た代表選考合宿だったようだ。