巨人のエンジェル・サンチェス投手(31)が16日、中日とのオープン戦(バンテリン)に先発し、5回1/3を投げて3失点だった。

 初回を三者凡退と好スタートを切った右腕だったが、2回に木下に投じた内角高めの147キロ直球を力強く捉えられ、左翼スタンドへ2ラン。その後も毎回走者を出し、6回一死二塁としたところで降板となった。

 それでも降板後には「シーズンを想定して今日の試合は臨みました。反省するところはして、次の試合でまたいいものを出せるように調整したい」と冷静にコメントしたサンチェス。「一日一歩ずつ成長して、開幕に万全な状態で行きたいね」と、前向きな姿勢も示した。

 4回3失点となった9日のソフトバンク戦よりイニング数を伸ばし、6回途中まで80球と、より実戦を意識した調整となった助っ人右腕。開幕に向けてさらに微調整を続け、100%の状態で本番に臨む。