広島のケビン・クロン内野手(28=前ダイヤモンドバックス)が14日、日本ハムとのオープン戦(マツダ)で来日初のフル出場を果たした。

「6番・一塁」で先発出場した新助っ人は打撃こそ4打数無安打に終わったが、この日は華麗な守備を披露。8回、一死一塁の場面では代打・梅林の三ゴロをうまくさばいて二塁封殺でアウトを取った。
 
 キャンプ中の実戦を含め、なぜか三塁守備のときは打球が飛んでこず守備機会に恵まれなかったクロンは「サードを守っていてやっとゴロが飛んできた(笑い)。ダッグアウトでも『ボール全然来ないね』と冷やかされていたので守備機会に恵まれて、しっかりさばくことができてよかった」と笑顔を見せた。
 
 コンディション不良のため2試合連続で欠場した堂林翔太内野手(29)の開幕が不透明とあってクロンの三塁起用の可能性が高まっている。期待の新助っ人は「練習して損はない。(一塁と)どちらを守るかは分からないが、チームの決める守備位置で頑張っていきたい」と話していた。