中日・平田良介外野手(32)が、注目のヤクルトの先発・奥川恭伸投手(19)からオープン戦1号を放った。

 14日のヤクルトとのオープン戦(神宮)に「5番・DH」で先発出場。初回二死二、三塁で2ボールから3球目の外角高めの直球を叩くと、打球は右翼席へ突き刺さる先制3ランとなった。

 お得意の逆方向への一発。「打ったのはストレートです。風がライト方向に吹いていたので、打った瞬間ホームランかなと思いました。第1打席のひと振り目から、いい形でスイングすることができたので良かったです」と自画自賛の一撃となった。

 昨季はケガも重なって55試合の出場にとどまり、打率2割3分5厘と不調に終わった。春季キャンプではマイペース調整の〝特権〟をはく奪され、4年ぶりに一軍キャンプで再び右翼レギュラー奪取を誓って汗を流してきた。

 この試合前までオープン戦7試合で19打数3安打、打率1割5分8厘、1打点と低調だっただけに、開幕一軍スタメン出場へ向けて大きなアピール弾となりそうだ。