巨人のドラフト5位ルーキー・秋広優人内野手(18=二松学舎大付)が13日、オリックスとのオープン戦(京セラ)でスタメンから外れた。

 4日のヤクルト戦(東京ドーム)は試合に出場しなかったが、この時は高校の卒業式と重なったため。前日12日はオリックスのエース・山本の前に3打席連続の空振り三振に倒れ、オープン戦では初めて先発メンバーから名前が消えた。

 それでも、身長2メートルの規格外新人の存在感は図抜けていた。打撃練習では2球続けて右中間スタンドにぶち込むと、そのたびに客席のファンから拍手が起こり、さらにバックスクリーンにももう一発。計3本のサク越えに、練習中にもかかわらず、場内はどよめきに包まれた。

 秋広に注目していたのはG党だけではない。打撃練習中に、一塁側でオリックス勢がウオームアップを開始すると、すかさず201センチのモヤが急接近してきたのだ。どんなバットを使っているかに興味があったようで、わずかな時間ながら秋広から借りてコミュニケーションを図っていた。

 練習だけでこれだけ多くの人をトリコにしてしまう秋広。やはり並のルーキーではない。