「令和の怪物」は阪神・藤浪晋太郎投手(26)よりも上!? 中日が12日にロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)で実戦初登板となった佐々木朗希投手(19)に脱帽した。6回から2番手で登板し、最速153キロの直球を主体とした佐々木朗から京田、阿部、ビシエドの主力が三者凡退に封じ込められた。
ベンチから見守っていた与田監督は「いい投手ですよ。手足が長いし、しなりがある。これから球界を背負っていくような投手になるでしょうし、対戦したらウチは打たなきゃいけないのでね。苦労しそうですけど、素晴らしい投手だなと思って見てました」と絶賛する。
実際、対戦して初球の149キロ直球に一ゴロに倒れた京田は「マウンドでの立ち姿に華があるなと思った。日本中が注目している投手」と舌を巻けば、150キロ直球に遊ゴロとなった阿部は「ストレートは速かったです」と証言する。
6球全てが直球で、最後は152キロで外角低めに見逃し三振に仕留められたビシエドは「すごく素晴らしい直球を持っている投手だね。最後はすごくいいところに決められたので手が出なかった。(佐々木朗が)高校時代のときもテレビで見ていたので知っていた。今後の活躍を敵ながら応援したくなるぐらいのいい投手」と称賛した上でエールまで送る。
佐々木朗について中日関係者は「はっきり言って藤浪よりもすごい。けがさえなければ将来のスケール感は佐々木の方が上。令和の怪物の異名はダテではないよ」と唸うなる。
藤浪は高卒1年目に10勝をマークするなど最初の3年間でいきなり計35勝を挙げる怪物ぶりを発揮してきただけに、それよりも2年目の佐々木朗が上というのは相当なポテンシャルを秘めていることになる。いよいよ「令和の怪物伝説」がここから始まりそうだ。