阪神の〝鷹キラー〟ジェリー・サンズ外野手が6日のソフトバンク戦(ペイペイ)で2戦連発となるソロアーチをマーク。3打数2安打1打点の活躍で、福岡の地との相性の良さをまたもアピールした。
 
 大山の先制ソロで1点をリードした直後の4回一死。変則右腕・高橋礼の投じた甘めのスライダーを背番号52は見逃さずに強振。特大の飛球はあっという間に左翼席へと着弾した。

「韓国(球界在籍時代)でもアンダーハンドの投手がいたのでその経験が大きかった。1球1球集中して甘いボールをミスしないことがキーだった」としてやったりの表情で振り返ったサンズは、昨年2月末に同球場で行われたソフトバンクとのオープン戦で来日1号と2号をマーク。前日5日の同戦でも1本塁打をマークしているとあり、試合後はゴキゲンそのもの。

「福岡は大好きだよ。打撃も守備も気持ちよく取り組めたし、グラウンドもきれいだしね。福岡での好調の秘訣? 分からないよ(笑い)」と会心のドヤ顔で球場を引き揚げた。
 
 矢野監督も「ホンマあいつ(博多と)相性いいよな」と口アングリ。「外国人選手たちの争いもあるし、いろいろなものをモチベーションにして戦ってくれている」と好調を持続する2年目助っ人の姿に目を細めた。