ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル内野手(35)が6日、一軍本隊合流後初となるフリー打撃を行った。阪神とのオープン戦(ペイペイ)前の練習で、上林と並んで快音を響かせた。右打ちの強打者は、特徴でもある逆方向への鋭い当たりを連発。右翼席に放り込む当たりもあり、表情は明るかった。

 先月14日に来日。2週間の自宅待機期間を経て2日から合流していた。工藤監督は「8割くらい(の強度)で走れているし、中で2時間くらいウエートもやっていたと聞いている。今のところはいい形で来ている。あとはゲームに入るタイミングとか、いつ出るようにするかは本人とコーチがやってくれると思う」と、練習熱心な助っ人砲に全幅の信頼を寄せていた。

 頼もしいキューバ砲が「3・26開幕」に向けてギアを一つ上げた。