中日・根尾昂内野手(20)がマー君を筆頭にした楽天の超一流投手攻略に燃えている。

 6日に本拠地バンテリンドームナゴヤで行われるオープン戦で楽天は涌井秀章投手(34)が先発で、田中将大投手(32)が2番手で登板予定。3試合連続で左翼での先発出場が期待される根尾は、合わせて通算321勝を誇る2投手との対戦が実現しそうなことで心を躍らせている。

 5日にバンテリンドームで一軍練習に参加した根尾は「球界を代表する投手なのは間違いない。おふたかたとも」と敬意を払った上で「自分で相手を持ち上げすぎないように」と無心で胸を借りるつもりだ。

 遊撃レギュラー争いから、ここ2試合は外野で起用されるようになった根尾。自身の立ち位置は分かっており「一軍のふるい落としがあって一つ区切りはあったけど、ここからもう一段階上がる」。どのポジションであろうと開幕一軍入りへ生き残りをかけて必死だ。

 そのためにも田中将、涌井について「すごい投手です。他の選手が打てなくて、自分も打てないのではなく、打ったら評価が上がる投手なのは間違いありません。前向きに打席に立ちたい」と「マー君打ち」を果たし猛アピールするつもりだ。