ヤクルトから巨人にトレード移籍した広岡大志内野手(23)が3日に、古巣・ヤクルトとのオープン戦(東京ドーム)で早速代打デビューを果たした。

 新天地での記念すべき1打席目は、1点ビハインドの6回、先頭打者として代打で登場。「代打・広岡」とアナウンスされると、スタンドに集まった両チームのファンからこの日一番の拍手で迎え入れられた。

 なんとか期待に応えたい新戦力だったが、2015年ドラフトの入団同期で、1位&2位指名対決となった原を相手に空振り三振。続く8回の2打席目も空振り三振に終わり、この日は〝ホロ苦デビュー〟となった。

 慣れ親しんだチームが相手という事実が、肩に力を入れさせてしまったようだ。試合後、広岡は「巨人のユニホームを着た初めての試合で、相手がヤクルトだったので結果を出したいと力が入りすぎました」と率直な心境を吐露。それでも「明日からしっかり自分のスイングをしてアピールしたい」と、決意も新たにした。