6月4日に休養が発表された西武・伊原春樹監督(65)が27日、退任することが決まり、球団が発表した。本人から辞任の意思表示があり、球団が承認した。休養中は田辺徳雄打撃コーチ(48)が監督代行として指揮を執っていたが、田辺代行は今後も代行のまま、シーズンを戦う。

 伊原監督は休養の理由のひとつだった右ヒザの状態がいまだに思わしくないそうで、今後は7月1日付で球団本部付アドバイザーとして球団に籍を置くことも決まった。任期は今年12月いっぱいまで。

 伊原監督は今季53試合で20勝33敗。休養発表時のチームは最下位に低迷していた。その後26日現在は、65試合で26勝39敗。休養発表後は勝率5割の戦いを続けているものの、借金13は変わらず、楽天と並んで最下位のままだ。