中日・根尾に「ここまでやるとは…」の声 平田、周平をしのぐ “成長力” で遊撃争い激戦化 

2021年02月26日 05時15分

巨人戦の5回にタイムリーを放った中日・根尾

 中日・根尾昂内野手(20)が、京田陽太内野手(26)との遊撃レギュラー争いにしぶとく生き残っている。

 2年目の昨季はプロ初安打を含む2安打。外野にも挑戦し、一軍で9試合に出場したが、本人はこの成績では納得できず、今キャンプでは入団以来こだわっている遊撃1本で勝負することを宣言した。25日の巨人戦(那覇)では「9番・遊撃」で先発出場すると、5回に同点の右前適時打を放ち、ここまで対外試合に7試合で22打数7安打で打率3割1分8厘と結果を残し続けている。

 この日は京田も「2番・DH」で先発出場すると、第1打席で三塁打を放ち、対外試合8打席目で初安打が出た。ライバル同士での出場に意識したかについて根尾は「特に意識することはなかった」と言いつつも「京田さんはレギュラーなので。自分は挑戦者。打順も僕は9番でしたし、京田さんはシーズン同様に2番に入っていたので」。

 それでも周囲はここまで根尾の大健闘に舌を巻く。入団以来、4年間にわたって遊撃レギュラーの座を張ってきた京田が相手では、高卒3年目の根尾では厳しいのではとみる声が少なくなかったからだ。

 球団関係者は「チームの主力として100試合以上出るようになったのは大阪桐蔭の先輩の平田は6年、(高橋)周平だって7年もかかった。正直、3年目の根尾がここまでやるとは思っていなかった。京田もウカウカしていると根尾に遊撃を取られてしまう可能性もあるかも」と指摘する。

 実際、与田監督はキャンプ前に遊撃で勝負させる根尾について「もしも力が及ばなければ、これは本人もプロとしての判断を自分がしないといけない。外野で一軍で出るための準備を本人が腹から思えるようになれば今年は違う」と発言していた。

 26日は沖縄キャンプ打ち上げ。根尾は「開幕一軍レギュラーでショートに入っていることが目標なので。結果も内容も両方、求めながらこれからもやっていきたい」。京田か根尾かどちらに遊撃争いの軍配が上がるのか、まだまだ目が離せない。

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