巨人沖縄キャンプで23日、チアゴ・ビエイラ投手(28)とエンジェル・サンチェス投手(31)の助っ人2右腕が1か所打撃に登板。今年初めて打者相手に腕を振った。

 昨年の日本シリーズで国内最高まであと1キロに迫る164キロをマークしたビエイラは丸、梶谷、亀井の左打者3人を相手に計28球、腕を振った。力のある直球を投じ安打性は2本だった。

 日本歴代最速を目指す右腕は「自分が期待した以上の仕上がりだと感じました。去年の今の時期と比べてもコントロールがまとまっていたし、チームの中心打者と対戦できたのも良かった」とニッコリ。安打性の当たりにも「ヒット性の当たりは多かったが、ストライクゾーンにまとまっている証拠。順調にここまで来ていますね!」と前向きに受け止めた。

 一方、サンチェスは坂本、中島、炭谷、梶谷、丸、亀井に計40球を投げて安打性ゼロに抑えた。先発として昨季8勝を挙げた右腕は「初めての打者相手でしたが、感触は良かった。すべての球種を試せたし、気持ちよく投げることができた。一日一歩ずつ前に進んで、開幕に向けて仕上げていきたい」と実戦登板を心待ちにしていた。