広島・会沢翼捕手(32)が18日の紅白戦で2安打&好走塁で順調な調整ぶりをアピールした。白組の「5番・捕手」で先発出場すると2回に左翼線への二塁打。さらに3回、二死一塁の場面では左中間を破る適時二塁打をマーク。さらに、その送球間には三塁を陥れる好走塁も披露した。

 バットばかりか脚でも見本を示した会沢は「そこはチーム方針としてやっていることなのでしっかりやれればいい。脚が遅いというのは関係ない。(ヘッドコーチの)河田さんがいつも言っているように僕ら(主力)がやっていかないといけない」と振り返った。

 精神的支柱としてチーム全体への気配りも忘れない。実戦が本格化する中で林や羽月ら期待の若手が結果を出せずもがいているが「一生懸命頑張っている。なるべくアドバイスしてあげられればいい」と温かい目で見守っていくつもり。V奪還の鍵を握る扇の要が徐々にペースを上げていく。