巨人のドラフト5位新人・秋広優人内野手(18=二松学舎大付)が18日、対外試合で初安打を放った。

 中日との練習試合(那覇)に「7番・一塁」でスタメン出場し、1―0の8回一死から中日5番手・三ツ間の初球144キロ直球を左方向にはじき返した。

 鋭い打球は三塁手の石垣を強襲し、ボールはファウルゾーンを転々。二塁を狙った秋広は惜しくもアウトとなったが、スコアボードにはHランプが点灯した。

 宮崎での紅白戦で2戦7打数5安打の活躍を見せて沖縄切符を手にしたが、一軍の壁は低くなかった。前日17日の広島戦では3打数無安打。この日も2打席目まで二ゴロ、左飛と当たりが止まっていた。それでも「振っていこうというスタイルは変えず、自分のスイングをしっかりしようと心掛けた」ことが結果になって表れた。

 16日には身長が球団発表の200センチから202センチになったと明かし、馬場正平(ジャイアント馬場)の200センチを超えてプロ野球日本選手最高身長となった。この日はメディアからの身長の再確認に「あそこから測っていないので。縮んでいるかもしれないです(笑い)」。スケールの大きい新人が、プロとしても大きな一歩を踏み出した。