広島のドラフト1位・栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)が17日の巨人戦(那覇)で〝対外試合デビュー〟を果たした。6回に3番手として登場すると走者を出しながらも、最速148キロの直球などを駆使して3人でピシャリ。1回を無失点に抑え「緊張でふわふわしていたが、1イニングを投げ切れてよかった。与えられたポジションで結果を出していきたい」と語った。

 そんな頼もしいルーキー右腕の心の拠り所となっているのが人気ユーチューバーグループの「東海オンエア」だ。栗林の出身地である愛知県を拠点とする6人組で「子供がやりたくてもやれないことを代わりにやる」をコンセプトに、斬新な企画やコントの動画で競争の激しいユーチューバー界の中でも圧倒的な支持を誇っている。

 今年のキャンプはコンビニや散歩以外の外出は禁止のため、赤ヘルナインはお風呂やゲームなどで〝お部屋時間〟を楽しんでいる。そんななか、栗林は野球の動画とともに「ザ・ユーチューバーという感じでいろいろな企画を立ててやっていくのが面白いです。地元ネタとか出てくるので。以前から見ていたのでキャンプでも見ています」と東海オンエアの爆笑動画でリフレッシュしているという。

 それでも目に負担を掛け過ぎないように一日の視聴を最長でも30分までと決めているのはプロ意識の表れ。先発か中継ぎか、起用法は未定だが〝東海オンエア効果〟で今後も猛アピールといきたいところだ。