広島のドラフト2位・森浦大輔投手(22=天理大)とドラフト3位・大道温貴投手(22=八戸学院大)が17日の巨人戦(那覇)でともに1回を無失点に抑えてアピールに成功した。

 7回に登板した左腕の森浦は打者の内角を突く投球を駆使しあっさりと三者凡退。12日の紅白戦に続く無失点投球に「しっかり腕を振って投げられた。いいリズムで打ち取りたいと思っていたので3人で終われてよかった」と手応えを口にした。

 8回のマウンドに上がった大道は死球を与えるなど二死三塁のピンチを迎えたが、最後は秋広を見逃し三振に仕留めてこちらも無失点投球。直球は149キロを計測するなど力でねじ伏せた右腕は「タイプ的に腕を振っていかないと意味がないと思っている。持ち味を出していきたい」とさらなるアピールを誓った。

 この日は6回に登板したドラフト1位・栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)を含めて新人3人が無失点リレー。即戦力投手たちが期待に応える投球を見せている。