巨人の左腕ローテ争いが激しさを増している。16日、宮崎の一軍本隊とS班が沖縄キャンプで合流し、さっそくブルペンではS班の今村信貴投手(26)と〝宮崎組〟の高橋優貴投手(24)が両左腕を共演した。

 原監督が見守る中、64球を投げた今村は「しっかりとアピールしていかないといけない立場だと思うので、しっかりと全力で抑えられるように頑張る」と17日の広島戦(那覇)での登板に向けて意気込んだ。

 一方、18日の中日戦(那覇)で先発予定の高橋は58球を投じて「投球の中でも実戦を想定してしっかりやっていきたい」。3年目の今季はプロ初完投も目標の一つにしており「そういったところをしっかり目指してやっていければ」と腕をぶしている。

 オフの自主トレを一緒に行った両左腕だが、ローテ争いではライバル。巨人の先発候補は菅野、戸郷、サンチェス、井納ら右腕がずらりと並び、先発左腕は貴重な存在となる。高いレベルでの競争はチーム力アップにつながりそうだ。