鷹の“超有望株”スチュワートが独占激白!「ホークスでできるだけ長くプレーしたい」

2021年02月13日 05時15分

「生涯ホークス宣言」だ

 メジャー有望株の日本球界入りという「衝撃的ディール」から約2年――。ソフトバンクのカーター・スチュワート投手(21)が本紙のインタビューに応じた。今季は右腕にとっても、球団にとっても勝負の3年目。謙虚な姿勢で「新人王」に意欲を示す鷹の黒船が今後のビジョンを語った。契約満了後のメジャー挑戦も視野に入れる一方で「生涯ホークス」への思いを初めて明かした。

 入国制限措置に伴う2週間の自宅待機を経て、9日から宮崎春季キャンプに合流したスチュワートの体と表情は引き締まっていた。第3クールにはフロント幹部らが見つめる中、約40メートルのキャッチボール。ホップするようなスピンの利いた力強い球に、工藤監督も思わず足を止め見守った。

 ――オフの米国での自主トレの成果を感じる

 スチュワート フロリダでスクルメタ駐米スカウトと練習する中で、体の使い方、スピンのかけ方、ボールを前でリリースすることを意識して集中的にやってきました。

 ――今季は「一軍戦力」として期待がかかる

 スチュワート 今年は一試合でも多く一軍の勝利に貢献したい。新外国人選手の入国が不透明な状況も認識している。与えられた機会を逃さず、チームの力になりたい。

 ――新人王資格がある

 スチュワート それは自分のパフォーマンスを発揮した先についてくるもの。獲れたら嬉しいですね。でも、まずは一軍公式戦で「1球目」を投げること。次は1つ目のアウトを取り、1試合投げる――。その積み重ねで「100イニング」とか、確かな数字がついてくると思っています。

 ――退団したムーア投手、兄貴分的存在のサファテ投手と最近交流は

 スチュワート 連絡は取っていますよ。2人から教わることは多いので。

 ――彼らの考え方や助言などで、糧になっているものは

 スチュワート サファテさんには野球への取り組み方や姿勢を学んだ。印象的だったのは「日本で一生懸命やったから、今があるんだ」という言葉です。ムーアさんからはメンタルの話で「どんな状況でも、朝から晩まで同じ人間でいなさい。精神的なアップダウンが少ないように生活しなさい」とアドバイスをもらいました。

 ――コロナ禍の影響で昨季のメジャーは試合数の大幅削減、マイナーは中止に追い込まれた。日本で野球ができる喜びを感じるのでは

 スチュワート もちろんです。マイナーでプレーしている仲の良い選手は本当に大変な生活を強いられました。ドラフト下位の選手や出入国規制のある中南米の選手は、辞めざるを得ない状況にあると聞いています。だから僕は今、自分が置かれている状況に毎日感謝をして過ごしています。

 ――将来的な米大リーグ挑戦も視野に入る中で、メジャー球団も注目している。未来に向けて、どんなビジョンを持っているのか

 スチュワート 一つは成績をしっかり残して、米国にいる才能ある若い選手が日本に興味を持つパイオニア的存在になれれば、と思っています。もう一つはホークスで10年でも15年でも、できるだけ長くプレーしたいという思いがあります。

 ――"生涯ホークス"の思いはいつから持っているのか

 スチュワート ホークスの環境や接する人たちのすばらしさを知ってからですね。本当に福岡で野球ができることに満足している。すばらしい街ですし、食べ物で苦労することもないですから(笑い)。僕は焼き鳥が好きですよ。

 ――福岡県民が聞いたら大変喜ぶと思います。期待しています。

 スチュワート ありがとうございます。

 

☆カーター・スチュワート 1999年11月2日、米国・フロリダ州生まれ。2018年全米ドラフト1巡目(全体8位)でブレーブスから指名を受けたが、契約合意に至らず東フロリダ州立大に進学。19年5月にソフトバンクと6年契約を締結。代理人はスコット・ボラス氏。昨季は二軍で主に先発で15試合に登板、3勝7敗、防御率4・16。198センチ、101キロ。右投げ右打ち。

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