オリックスは11日、大阪市内の球団施設で調整しているタイラー・ヒギンス投手(29)が9日に実施したPCR検査で陽性と判定されたと発表した。現時点で発熱などの症状はなく、自宅待機している。他の選手、スタッフらは全員の陰性が確認されている。

 ヒギンスは1月17日に来日。入国時のPCR検査で陰性判定を受け、同月31日まで自宅待機した。チームは一、二軍が宮崎で春季キャンプを実施し、ヒギンスは1日から大阪市内の球団施設で行われているキャンプC組の練習に参加。この間は自宅と球団施設の往復のみで、外出や会食などの参加はないという。

 保健所によると、ヒギンスの濃厚接触者はなく、疑いのあったスタッフも12日の練習からチームに再合流する。