ソフトバンク・工藤公康監督(57)が宮崎春季キャンプの10日、両ふくらはぎの不調でリハビリ調整中のエース・千賀滉大投手(28)に言及した。昨季の「投手3冠」右腕は、本来なら開幕投手の筆頭候補。ランニングが再開されていない現状を鑑みて、指揮官は「3・26」に向けての調整プランは未定と明かした。

 基本的に万全の状態での復帰が、シーズンを通しての高パフォーマンスにつながるとの考えが指揮官にはある。「『もう、これでよしいける』という状態をしっかりつくってもらいたい。そこを焦らせるつもりはない」と強調。その上で「プランができれば、間に合うか、間に合わないか見えてくる」とし「まだそこまでの報告は来ていない」と現状を説明した。

 リーグ連覇、5年連続日本一のために絶対不可欠のエース・千賀。指揮官は選手、トレーナー、首脳陣で「しっかりコミュニケーションを取りながら進めていきたい」とした。