広島・遠藤淳志投手(21)がアピールに燃えている。11日に行われる今キャンプ初の紅白戦で先発に指名された右腕は「自分のいいところは強い真っすぐ。真っすぐを自信を持って投げていけたらいい」と腕をぶした。

 同じ轍は踏まない。台頭が期待された昨年のキャンプでは調子が上がらず実戦では打たれてばかり。佐々岡監督から「良かったときのことができていない」と苦言を呈されることもあった。昨シーズンはローテを守り抜き5勝を挙げたが、今年も同じ過ちを繰り返せば立場が危うくなるだけに紅白戦では何としても結果が必要になる。

 今年は早めの仕上げを心掛け第2クールではシート打撃での登板を含め〝3連投〟も敢行。「自分の持っているものを全部アピールして良いキャンプにしたい」と意気込んでいる。