「打てる捕手」西武・森友哉は〝感性〟でソフトバンク・甲斐を超えられるか

2021年02月09日 05時15分

復権を期す西武・森友哉
復権を期す西武・森友哉

「打てる捕手」西武・森友哉捕手(25)と「ザ・キャッチャー」ソフトバンク・甲斐拓也捕手(28)の覇権争いがにわかに注目されている。

 2019年のパ・リーグMVPから一転、昨年は打撃面の不振(打率2割5分1厘、9本塁打、38打点)と投手防御率3年連続リーグワーストとダブル低迷となった森。一方、堅実な守備と強肩で王者・ホークスの本塁を守り日本一4連覇に貢献、4年連続ゴールデン・グラブ賞にも輝いた甲斐は捕手として名実ともにリーグトップに躍り出た。

 チームとしても捕手としても追う立場となった森は「まず守りが第一。優先するのは(チーム)防御率をバッテリーで何とかすること。常に最少失点で試合を終えることが大事」と守備重視を打ち出すが、チーム関係者は「今年、森が復権できなければパ・リーグは完全に甲斐の天下になってしまう」と予想している。

 すでに侍ジャパンの正捕手候補としての地位を固めつつある甲斐には昨年から強力な知恵袋・城島健司球団会長付特別アドバイザー(44)の後押しが加わった。勝負の神が細部に宿ることを経験から知り抜く城島氏は「日頃の日常生活から習慣付けておかないと、試合の中での小さな変化や違和感に気付くことはできない」を信条とし、投手個々の日々の服装や感情の変化に気を配り、前を歩く人の重心の位置を観察するなど洞察力の養い方だけでも多くの引き出しを持つ〝令和のノムさん〟でもある。

 シーズンの正念場では相手ベンチ、打者、サードコーチャーの小さな異変を見抜けるかが勝負となってくるが、そんな城島氏に常日頃、相談やアドバイスをもらう甲斐の捕手能力はさらに磨きがかかるだろう。〝感性の森〟はやはり捕手として最低限の仕事を果たしながら、バットで甲斐を圧倒するしかないのか。

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