巨人・原監督が不振のバットマン再生に立ち上がった。この日は31日からのオリックス戦(京セラ)に備え、甲子園で約2時間の全体練習。指揮官のターゲットは不振の長野だった。

「やるか?」と声をかけると、室内練習場の最奥に陣取って1時間弱に及ぶティー打撃を敢行。その後もスイングを念入りに確認するなど、練習時間のほぼ全てを使って密着指導を行った。

「自分のスイングができていないからね。“できない人”がもがいているわけじゃない。彼は“できる人”なんだから」と原監督は復調に期待した。

 一方の長野は口を固く結ぶ不調時のお決まりの表情を作ると、報道陣から逃げるように走って帰りのバスに乗り込んだ。