巨人の今村信貴投手(26)が主力組「S班」の沖縄キャンプ初日(6日)、通算4度目となるブルペン投球を行った。

 静寂に包まれたブルペンで計40球を投げた左腕は「ボクはローテーションをつかむためにアピールしていかなければいけない立場なので、自分を追い込んで精一杯取り組んでいます」と前を向いた。

 1日の東京ドームでのキャンプインからブルペン投球は早くも4度目。ハイペース調整を続けるその背景には、晴らしたい思いがある。

 昨年11月22日、ソフトバンクとの日本シリーズ第2戦(京セラ)の先発に抜擢されるも、2回途中4失点と炎上。日本シリーズの球団ワーストとなる13失点のきっかけを作ってしまった。

 今季からは、尊敬する内海(西武)が着けていた背番号「26」を背負う。「背番号に恥じないように、チームを支える選手になれるように頑張ります」と意気込んだ。