巨人の元木大介ヘッドコーチ(49)が4日、東京ドームで行われていた「S班」のキャンプを打ち上げた。

 史上初となる同地でのキャンプインとなったが、離脱者やアクシデントも起こることなく、順調に終了した。これには元木ヘッドコーチも「S班はみんな個々にやってきているメンバー。どれぐらいかなと思ったら、思った以上に動けているので、言うことない」と手放しに絶賛。午後2時から始まり、夕方には終了する短い練習ではあったが「短い練習の中で緊張感を持ってできているので、非常に効率のいい練習もできているんじゃないかなと思う」と、手応えを口にした。

 東京ドームにこそいれど、約900キロ離れた、一軍本隊が汗を流す宮崎に関する情報収集にも余念がない。基本的には電話やLINEなどで現地と連絡と取り合っているとのことだが、時にはCS放送「日テレG+」での中継画面を通して選手の様子をチェックしているという。

 そんな中で目についたのは、増田大の打撃練習だ。真意は本人のみぞ知るところであるが「増田のロングティーが気にくわなかった。書いておいて。『増田見ているよ、G+で見ているよ』」と、報道陣を通じてチクリ。コロナ禍での〝リモートチェック〟を通じ、「くせ者」らしい言葉でナインにはっぱをかけた。