気迫のこもった〝熱投〟を披露した。楽天のドラフト1位ルーキー・早川隆久投手(22=早大)が2日、沖縄・金武町でのキャンプ2日目に初ブルペン入り。捕手の下妻を座らせ、37球を投げ込んだ。

 小雨が降りしきる空模様の中、先輩捕手を相手に全てセットポジションから直球のみを投じた。一球を投じるごとにブルペン内には「パーン」と重みの伝わる球音が鳴り響いた。石井一久GM兼監督もじっと見守り、投球を終えると助言を受けるシーンも見られた。

 前日のキャンプ初日には涌井、岸、則本昂、松井ら主力投手が次々とブルペン入りした中、ルーキー左腕は黙々とキャッチボールやランニングで汗を流した。キャンプでは焦ることなく自己流を貫き、オープン戦、そして開幕へと徐々にシフトチェンジしていく。