5年連続日本一を狙うソフトバンクは1日、宮崎・生目の杜運動公園でキャンプイン。工藤公康監督(57)は、鋭い眼光で選手の動きをチェックし「打つ方も投げる方も、みんなしっかりやってきたように見えた」とナインの自主トレの成果を確認し、満足そうな表情を浮かべた。

 例年と違う風景としては、外国人選手が一人もいなかったこと。報道対応で話が及ぶと、指揮官も思わず「フフフ、そうですね」と反応。第2クール以降、すでに来日している3年目のカーター・スチュワート投手(21)の合流めどが立っているが「外国人はコンディショニングを見てからになる。どうやっても2週間隔離しないといけないことを考えると、それまでやってきていても落ちてしまう。そこはしっかり考えないと、それこそケガにつながってしまう」と、宮崎入り後の状態を慎重に見極めて本隊への合流判断を下す方針を強調した。

 モイネロ、デスパイネらキューバ勢も順次2月中に来日できる見通しだが、コロナ禍の影響による隔離措置中の調整は自宅の限られたスペースを使った運動のみとなる。こればかりは致し方ないが、「3・26開幕」に向けた助っ人軍団の調整は悩みどころとなりそうだ。