117球の熱投で指揮官をうならせた! 巨人のドラフト1位・平内龍太投手(22=亜大)が1日、この日初日を迎えた春季宮崎キャンプで、早くもブルペン入りした。

 捕手の大城を相手に、最速156キロの直球と、縦と横のスライダーやツーシームなどの多彩な変化球を披露。完成度の高い投球に、マウンドの後ろで様子を見守っていた原監督からは、時折「おお!」と感嘆の声も漏れた。

 キャンプ初日から軽々と100球超を投じ、状態の良さをアピールした平内。この日の投球内容について「縦のスライダーは感覚的にはよかった」と振り返る一方で「新人合同自主トレの時からプロのマウンドの硬さに慣れてなくて、それに慣れるのが今の一番の目標。(この日は)ちょっとはつかんできたというのはありますね」と、キャンプ期間の課題についても明かした。

 指揮官からは「思ったよりも球種も多くね、非常に『実戦的な投手だな』と感じました。非常に先々が楽しみですね」と手放しに褒めたたえられた。8日には紅白戦での〝実戦デビュー〟が予定されている。監督の高評価に恥じぬよう、その精度にさらに磨きをかけていく。