剛球音が鳴り響いた。ロッテ・佐々木朗希投手(19)が1日、石垣島キャンプ初日からブルペン入り。吉田裕太捕手(29)を立たせたまま37球を投げ込んだ。

 吉井投手コーチが見守る中、あえて〝出力〟を上げず、一球ごとにフォームのバランスを確認しながら腕を振った。力強いボールがミットに収まると「パーン」という乾いた大きな音がブルペン全体に伝わった。

 ルーキーイヤーの昨年は初日から一軍キャンプに同行し、最終日の2月13日にブルペン入り。昨年の実戦デビューは見送られたが、プロ2年目は〝令和の怪物〟がいよいよマウンドで躍動することになりそうだ。