DeNAから巨人にFA移籍した梶谷隆幸外野手(32)が26日にジャイアンツ球場で初めて自主トレを行い、新たなチームメートと〝初顔合わせ〟した。

 梶谷は5日から神奈川県内で自主トレをスタートし「自分のことだけを考えたい」との思いから単独で行ってきた。2月1日のキャンプインも近づき、この日は練習場所をジャイアンツ球場に移し、キャッチボールや打撃練習で汗を流した。

 球場内では新たに同僚となった菅野らとも言葉を交わし「新しい環境で、新しい仲間と顔を合わせて新鮮な気持ちです。今日から改めて気持ちを引き締めて頑張りたいと思います」と移籍した実感を深めた様子だ。

 球団とは4年契約を交わし、原監督は1番での起用を理想に掲げている。ただ、梶谷に慢心はなく「(自主トレを経て)いい感じできていると思います。キャンプで取り組むことの一番は打撃面。打たないと使ってもらえないと思ってやっています。あとは体をつくり直して1年間戦えるようにしたい」とキッパリ。どんなに大きな期待をかけられるFA戦士であろうが、自分の居場所は実力でつかみ取る覚悟だ。