ソフトバンクの小久保裕紀ヘッドコーチが24日、FBS福岡放送の「夢空間スポーツ(夢スポ)」にリモートで生出演。背番号9の後継者である主砲・柳田悠岐外野手との秘話を明かした。

 柳田が2時間遅刻した食事会の席で「背番号をください」と直訴した秘話は、今や知られるところだが、次のようなやりとりがあったという。

「鮮明に覚えてます。2週間前に食事会をセッティングしていて、その日に来ないので連絡をしたら北九州で食事していたんです」

 その上で後輩に「慌てて来るな。どうせ遅刻というか、忘れていたんだから、無事故、無違反で来なさい」と指示。

 到着後に背番号の継承を直訴されると「背番号9つけてくれるのはうれしい。(約束を)忘れた日に言ったということが、伝説になるくらいの数字を残してくれ」とメッセージを送ったという。

「あの時はまだ全然大した成績を残していなくて。『こんなやつが、こんな選手になったんだというくらいの選手になってくれ』と言ったら…。はるかに上に行ってしまいました」と感慨深げに振り返った。