ソフトバンクの最速157キロ右腕・杉山一樹投手(23)が22日、新球カットボールを武器に新人王獲りを宣言した。

 筑後ファーム施設で汗を流した右腕は、この日のキャッチボールでも多投した新球について「かなり感覚がいい」と手応えを強調。心技体で充実のオフを過ごしていることを報告した。年始から東京都内のトレーニング施設で先輩の泉と練習。ハイテク機器を駆使し、ボールの握りなどを専門家も交えて研究した成果に満足そうだった。

 昨季までプロ通算30イニング以内で新人王の資格がある右腕は「そこは意欲を持っている」と堂々と宣言。さらに夢の160キロにも「気づいたら出てそうな気がします」と大物感を漂わせた。身長193センチ、体重107キロのロマンあふれる剛腕が腕をぶしている。