Gセペダ加入で外国人バランスが崩れないか心配

2014年05月14日 11時00分

ロペスと本紙評論家・朝井氏

<朝井秀樹のおじゃまします>どうも、アサイです。伝統の阪神―巨人戦が行われた甲子園におじゃましました。今回は間もなく巨人に加入する話題の超大物助っ人、キューバのフレデリク・セペダ外野手(34)について、聞いてみました。

 

 まず歓迎の姿勢を示したのは、同じキューバ出身のアンダーソンです。選手としては外国人枠を争うライバルとなるわけですが、同胞の尊敬すべき先輩ということもあり「早く会いたいね。(一緒にプレーできるのを)楽しみにしている」と声を弾ませていました。

 

 一方で、よくよく話を聞いてみると加入に際し「守れるのか?」という声も聞こえてきました。不安視されているのは守備のようです。WBC過去3大会にすべて出場したセペダですが、2006年の第1回大会と09年の第2回大会は外野守備に就きましたが、13年はDHでした。

 

 09年の第2回大会といえば、原監督が指揮を執った大会でもあります。当時、スタッフとして関わった人も現在のチームに残っており、当時のセペダの守る姿を記憶しています。あるスタッフは声を潜めながらこう話しました。「09年の時点でかなり厳しかったのに、その後うまくなっているはずもない。現在のレベルといえば、例えるならラミちゃんぐらいではないか」。かつて巨人に在籍し、守備難で知られたラミレスと同等ぐらいと推測するのですからよっぽどです。

 

 となれば、首脳陣も起用法に頭を悩ませることになりそうです。一軍外国人枠は4人。交流戦では日程にも余裕があり、半分でDHが使えるので投手のセドンを抹消しても大丈夫ですが、リーグ戦再開後が心配です。

 

 正直いってアンダーソンも守備には不安があり外野にアンダーソン、セペダの2人を配置することは「リスクが大きい」(チーム関係者)と判断せざるを得ないというのです。

 

 一塁にはロペスがいます。ロペス自身は「そのこと(セペダ加入)はコントロールできない。自分のできることをやるだけ」と話してくれましたが、内心穏やかではないでしょう。ここまでチームを支えてくれた外国人選手間のバランスをいかに保つか。一歩間違えれば、火種となりかねないだけに慎重に取り組む必要がありそうです。

 

 キューバと日本野球の懸け橋ともされるセペダには、ぜひとも周囲の不安を一掃させる活躍を期待しています。

 

 (本紙評論家)