広島・佐々岡真司監督(53)が春季キャンプ二軍スタートの小園海斗内野手(20)に猛ゲキを飛ばした。

 今回のキャンプで小園は高卒3年目にして初の二軍スタートが決定。20日、オンラインによる12球団監督会議に出席するためマツダスタジアムを訪れた指揮官は「彼がここからはい上がってこられるかどうか。去年一軍では数試合しか出られなかった。フェニックスリーグで見たときの姿勢などを考えて、まだまだ足りない部分があるということを二軍コーチと話し合った」と厳しい処置の理由を説明した。

 昨季は戦力として期待されながらも、わずか3試合の出場で安打ゼロに終わった。佐々岡監督が視察したフェニックスリーグでも同期の羽月や林ら全身全霊でアピールする若手の中で目立つことはできず。そんな小園にひと皮むけてもらうため心を鬼にしたという。

 林や羽月に加えドラフト6位・矢野雅哉内野手(22=亜大)が一軍スタートとなり内野争いはし烈を極める。一軍昇格は容易ではないが、それでも佐々岡監督は「期待するところがある選手。ここで腐らず意地を見せて一軍に呼ばれるようにアピールしてほしい」と小園の〝反発力〟に期待した。