ソフトバンク・小久保ヘッド 新人たちに注文「松田の声聞いたらビックリするでしょ」

2021年01月15日 21時42分

ルーキー・牧原巧(手前)のキャッチボールを見守るソフトバンク・小久保ヘッドコーチ(代表撮影)

 ソフトバンクの小久保裕紀ヘッドコーチ(49)が15日、福岡・筑後市のファーム施設を就任後初めて視察した。常勝の礎を築いた男の隠しきれないオーラに、現場はピリッとした空気に包まれた。

 新人合同自主トレでは練習参加した10選手の動きを精力的にチェック。ドラ1ルーキーの井上朋也(17=花咲徳栄)を「評判通りスイングが強い。ボールを飛ばせるヒザの使い方をしている」と目を細めた。通算413本塁打を誇ったかつての名スラッガーにはもう一人、気になる存在がいた。

「牧原は映像も見ていたんですけど、西武の森に似たタイミングの取り方ができて、体全体を使って振れる印象があった。それを確認できました。いい背番号をもらっているし、今日見た中ではいいスイングをしていましたね」。捕手の代名詞と言える「22」を背負うドラフト3位の牧原巧汰捕手(18=日大藤沢)の名を挙げ、素材の良さに大きな期待を寄せた。

 それでも新人全体の印象については「まだおとなしいですね。松田の声聞いたらビックリするでしょ」と物足りなさをズバッと突き、注文をつけた。「あの戦力を押しのけてでも一軍の戦力になってやるという思いがないと、絶対やられてしまう。そこまで自分を信じられる練習をして、分厚い層に入っていく。それしかないと思いますよ」。

 さらなる高みを目指す鷹にあって、野手陣の底上げは喫緊の課題。かつて、選手として常勝の礎を築いた男が、今度は指導者として〝盤石の鷹〟をつくり上げる。