不惑迎えるソフトバンク・和田 〝ピラティス〟効果で2ケタ勝利に照準

2021年01月14日 21時16分

走り込みで後輩・笠谷(左)に負けじと激走したソフトバンク・和田

 勇ましさを増している。ソフトバンク・和田毅投手(39)が14日、長崎で行っている自主トレを公開。鷹の鉄腕が、規定投球回到達と2ケタ勝利へ腕をぶした。

 2月に40歳を迎える左腕は今オフ、常勝軍団と2年契約を締結。松坂世代の希望の星は「来年もあるから大丈夫だ、という気持ちはさらさらない」と自らを鼓舞し、完全復権を改めて誓った。12球団最強投手陣の先発争いは言わずもがなシ烈。結果がすべてで、実績が重視されることもない。ゆえに「規定投球回と2桁は目指していきたい数字」とキッパリ。左肩の不安から解放された今、自らへの期待は大きい。

 体の状態、年齢に合わせた磨き方は心得ている。昨年から取り入れたのが「ピラティス」だ。2月に36歳を迎えるサッカー界の生きる伝説クリスチアーノ・ロナウドも取り入れるエクササイズで、野球界でもイチローなどが取り組んできた。「できた気になっていたことができていなかった」と疲労回復、体幹強化、股関節や肩回りの可動域を広げる狙いで導入したという。

 かねて地味な練習を黙々とこなしてきたベテランは、この日も門下生の笠谷らとバランスボールやゴムチューブなどを使った10種類ほどのメニューを約2時間かけて消化。「体の表面的じゃなくて、奥の方から使って動かせるようにしないといけない。そういう意味では体の動きは良い」。効果を実感しているからこそ、苦しい練習の後も表情は晴れやかだった。

 練習の仕上げで行う坂道ダッシュでは常に先頭を走り続け、音を上げる23歳の笠谷をけん引。今季は日本一V5の中心で和田が輝きを放つ――。