コロナ禍の厳戒キャンプがスコアラー、スカウト活動にも重大影響

2021年01月12日 06時15分

厳戒キャンプは裏方にも影響を及ぼしそうだ

 マスク着用程度の予防措置だった昨年から一転して、今春キャンプは各球団で厳重な新型コロナウイルス防止策がとられる。対象となるのは選手や監督、コーチといったユニホーム組にとどまらず、他球団の動向を追うスコアラーや編成担当、スカウトなどにも及ぶことが予想される。

 身内であっても例外ではない。球団スタッフも自軍のキャンプ施設への出入りは大きく制限される可能性が高いという。例年なら編成担当やスコアラーはライバル球団のキャンプ地、スカウトなら地元のドラフト候補視察などで頻繁にキャンプ地への出入りを繰り返すが、今年ばかりはそんなルーティンも様変わりしそうだ。

「よその施設から知らないうちにウイルスを持って帰ってくる可能性だってある。基本、外部施設に足を踏み入れた人間が自分のキャンプ地に戻っても、選手が出入りするグラウンドレベルやロッカースペースなどには、身内といえど、外部に出入りする人間は通行禁止になると思います。(コロナ感染や拡大防止の)水際対策としてはやむを得ない」(球界関係者)

 球団によっては、キャンプ中に各地区の担当スカウトが集結し、例年3月の選抜高校野球視察に向けたスカウト会議を行うが「各担当が一堂に会して、誰か一人でも感染者がいたら…それこそ目も当てられない」(同)との事情から今年は〝全員集合〟すること自体が危ういという。

 キャンプ地を行き来するプロ野球関係者はキャンプイン直前のPCR検査で「陰性」を確認した上で移動する見込み。だが、1か月の長丁場を乗り切るには昨年までとは違った〝働き方〟を求められる。裏方部隊も新型コロナ禍でのキャンプで「どう動くべきか」に頭を悩ませている。