思わぬ副産物だ。メジャー移籍を断念し巨人残留が決まった菅野智之投手(31)が、東京五輪出場へ前向きな姿勢を見せた。

 巨人残留が決まったことで右腕は今夏の五輪出場が可能となった。稲葉監督率いる侍ジャパンの先発候補である菅野は「去年、東京オリンピックがあったらということを考えると、そこを目標にしていた自分もやっぱりいたので。そこに新たに目標ができたことは自分の中ですごく大きいです」と目を輝かせた。

 メジャー移籍なら五輪出場は不可能だった。「こういうチャンスをいただいたと感じてますし。もちろんすんなり向こうに行くことも素晴らしい野球人生だったなと思います。ただ結果そういうものにチャレンジできるというのは自分にとってプラスだと思います」と右腕は前向き。金メダル獲得を目指す侍ジャパンにとっても菅野残留は朗報となった。