新・若大将の話術は今年も健在だ。巨人の岡本和真内野手(24)が8日、都内の練習施設で、吉川尚輝内野手(25)と自主トレを行った。

 この日は、午前中にウエートトレーニング、午後にグラウンドでキャッチボールや守備練習、打撃練習などを行い、汗を流した。練習後、取材に応じ「筋力アップに取り組みながら、ケガ防止を含めてトレーニングをやってます」と意図を説明。来月から始まる春季キャンプを前に「シーズンに向けていい状態で入れるように、しっかり体を動かしてキャンプインに臨みたいなと思います」と語った。

 主砲を担う自覚を力強く語る一方で、年始早々〝岡本節〟がさく裂するシーンも。先輩・吉川尚と練習をともにした経緯を聞かれると「拾ってあげました」とニヤリ。即座に「ウソです。それはなしで。去年も一緒にやってましたし、守備とかも教えてもらえるのでありがたいです」と種明かしし、報道陣の「初笑い」を誘った。

 年末年始は自宅のテレビで「サザンオールスターズ」の年越しライブを視聴したとのこと。登場曲に楽曲を使用していることもあり「今季も登場曲は継続か」と問われると「(サザンが)かかると思います。僕が一軍にいれば」と、再び不敵な笑みを浮かべるなど〝岡本ワールド〟に引き込んだ。

 今季の目標は、キャリアハイに加えて、「一番の目標」と語る、三塁手として初のゴールデングラブ賞の受賞。そのためにはキャンプインに向けて、万全な体づくりに期待したいところだ。