巨人新大砲スモークは〝ゴリラ・マン〟 イチローも驚愕した超怪力伝説

2021年01月08日 05時15分

巨人と契約したスモーク(球団提供)

 規格外の助っ人かもしれない。巨人は7日、米大リーグ、ジャイアンツからフリーエージェント(FA)となったジャスティン・スモーク内野手(34)の獲得を発表。推定年俸300万ドル(約3億1500万円)の2年契約、背番号は「10」に決まった。メジャー通算196本塁打をマークし、2017年の球宴にも出場した強打者。申し分ない経歴を誇るMLB大砲の新加入に大きな期待が高まる中、海の向こう側から新天地での大ブレークを予感させるメジャー時代の〝モンスター伝説〟も伝わってきた。

 待望の超大物スラッガーが加わることになった。巨人が他のメジャー球団との争奪戦を制し、獲得に成功したのはスモークだ。昨季はブルワーズとジャイアンツでプレーし、36試合、打率1割7分6厘、5本塁打、15打点。コロナ禍で変則シーズンの60試合制となった背景もあって思うような成績を残せなかったが、MLBスカウト陣の間では「パワフルな長打力は健在であり、スイッチヒッターであることも高い評価ポイント」と評されるなど〝目玉物件〟として注目を集めていた。

 やはりメジャー在籍11年間でシーズン平均17・8発を叩き出し、ブルージェイズ在籍時代の17年には自己最多の38本塁打を記録した破壊力は大きな魅力だ。ソフトバンク相手に2年連続で4連敗を喫した昨季の日本シリーズでもチームの総得点はわずか「4」。得点力アップが急務となっていた。

 今オフはメジャー通算96本塁打のエリック・テームズ、DeNAから梶谷を加え、このスモークの獲得にも成功したことで穴は十分に埋まり「打倒ホークス」への道筋が整った。

 頼もしき新助っ人は早速、球団を通じて「日本一のジャイアンツのファンの前で、優勝に貢献できることを楽しみにしております。待っていてください!」とコメント。そんな力強い言葉を後押しするように、メジャー時代のスモークは数々の武勇伝も残している。

 193センチ、99キロの恵まれた体格は他のメジャーリーガーと比較しても大柄。威圧感たっぷりの風貌とともに本塁打を量産してきたパワーも本物だ。メジャー関係者によれば「10年のシーズン途中にレンジャーズからマリナーズへ移籍し、その直後に試合前の打撃練習で痛烈な打球を放つと捕球した野手をその場で悶絶させたこともあった。他にもマリナーズの本拠地セーフコ・フィールドの施設で筋トレマシンやエキスパンダーを使用中、あまりにも力が強過ぎて器具を何度か破壊してしまうなど豪快なエピソードがいくつかある。これには当時、同僚だったイチローさんも目を丸くして『アイツはすごい』と驚いていたらしい」という。

 その一方で「エキサイトすると自分の胸を両腕でパンパンと叩くお茶目な一面もあり、メディアの間では『ゴリラ・マン』とも呼ばれて親しまれていた。性格はかなり温厚でジェントルマン」(ア・リーグ球団スカウト)との声もある。

 巨人でもスモークは期待通りの破壊王伝説を築き上げることができるか。大いに注目される。